現在我が国のコロナ対策は「ワクチン接種(Vaccination)」にすがるしかない様子であります。

そして、21世紀のこのパンデミックで世界各国がもれなく「ワクチン政策」によって感染者数の抑制に邁進しようとしている訳です。

 

そこで、我が国の「ワクチン政策」は明らかに欧米諸国に比べ遅れを取った訳です。

先ず、一番の原因は、米ファイザー社が半年足らずで開発した「mRNAワクチン(メッセンジャーRNA)」をこの国の厚労省が全く信頼していなかったことに起因するのでしょう。ちょうど1年前頃は、日本政府はワクチンの必要性は論ずるものの、国産ワクチンに拘り、仮にファイザー社ワクチンの承認に関しても治験に1年以上ないしは数年が必要としておりました。

 

しかしながら、米国・英国及びEU諸国の動き、特にイスラエルのファイザー製ワクチンへのいち早い政策が注目を集める中、日本政府のファイザー製ワクチンの獲得に舵取りが始まったのは昨年末で、既に半年遅れのアクションでありました。イスラエルという国は、母国のユダヤ人の命を守るという、謂わば、彼の国なりの国防の立場からの国策であるのでしょう。片や、同時期に中国とロシアが自国開発のワクチンで自国民への接種と他国へのアピールを行ったことは、恐らく、米ファイザー社のデータをハッキングしての仕業であろうと、私は思っております。

 

で、私が、今もとても不思議に感じていることは、日本へ初めてファイザー社のワクチンが輸送された時(2021年2月12日)の日本のメディアの報道であります。

米ファイザー社のワクチン製造工場はベルギーにあり、同国ブリュッセル空港から成田空港向けのANAの旅客機に航空貨物コンテナーとして積み込まれる画像をTVニュースで見ました。その時の情報では、「バイアル(vial「小瓶)で摂氏マイナス70℃以下で保存された37万回分」となっておりましたが、それ以前に日本政府はファイザー社とは2億6千回分のワクチンの確保が出来ている、とか言っておりました。

そこで先ず、何でこんな小ロットで、しかも民間旅客機のANAのエアカーゴで? 何故、FeDexやDHLのような貨物専用機を使わず? もっと言えば、自衛隊機を飛ばしても良かったのでは? 先般アフガニスタンへは国産大型自衛隊輸送機C-2を4機飛ばした訳で・・・が、結果、邦人わずか1名と関係アフガニスタン人百十数名の救出に留まりましたけど・・・

 

あと、上述しましたように、「バイアルで摂氏マイナス70℃」で出荷されたワクチンが、先ず、日本国内のどこに搬入されて、どのように「希釈(dilution)」され、私共がTVでよく見る接種時のあの小さな小瓶(6doses「6接種分」になるのか、そのような工程は未だにメディアでは伝えられていません。

先日のモデルナ製ワクチンの異物混入で同ワクチンがスペインで製造されていたことが解りましたが、当初はファイザー製もモデルナ製もベルギーからの輸送と報道されていたように記憶しております。

加えて、アストラゼネカ製ワクチンの導入が報道された際、初めて「武田薬品」の名前が出てきて、TVに映る小さな小瓶(6 doses) のラベルには日本語で「アストラゼネカ」の刻印がされておりました。

結局、ファイザー製もモデルナ製も「武田薬品」に搬入されているのかも知れません。

 

最後に、私としては、これも1年前ほどのTVでの記憶ですが、ファイザー製ワクチンの1接種コストを3,000円と報道されておりましたが、その後世界で争奪戦が激化した訳ですし、日本政府もメディアも、それ以降一切、コストを論ずることはない状況です。(私感ですが、一体、日本政府はワクチン確保にどれほどのコストを費やしたのか? もっと早い時期から民間企業を使って情報の収集を行ってその確保を任せていれば良かったのではないか?)