IOCのバッハ会長(Chairman of IOC Mr. Thomas Bach「英語発音は(バッㇰ)」)も来日し、各国の選手団の来日も始まり、取り入った話と言えば米国のジル大統領夫人の開会式への参加の有無が話題になっております。

前に私がここで投稿致しました「ドタキャン」の可能性は極めて薄くなりましたが、未だ以って東京オリ・パラ開催の中止を唱える世論はあるようです。それはそれで良いのですが、だからといって開催阻止をするような目立った動きも、安部前総理が、昨年、一年延期を決定した時点からも、この国にはありませんでした。

そんでもって、オリンピック史上初の無観客競技を100年以来のパンデミック下で決定致しました。それは、致し方無いと捉えるコンセンサスがあったのでありましょうが、果たして、日本として他の道はなかったのでしょうか。

かつての1964年東京オリンピック(私はしっかり憶えておりますが)では、多くのイノベーションがありました。短納期で創り上げた首都高速や新幹線、首都圏ホテルでのユニットバスの創出やカラーテレビの普及やら、それはそれは日本が世界に誇れる晴れ舞台でありました。

56年ぶりの2020年東京オリ・パラリンピックがIOCで決定されたのは2013年でありました。2011年の東日本大震災の後で福島原発事故で国内の大方の原発が停止していた時期です。今から8年も前であります。で、今東京オリ・パラリンピックを目前として、果して、この国は何を準備してきたのでしょうか?何か、世界に向けて、目を見張るうようなイノベーションを用意出来ていたのでしょうか?

ここであえて取り上げますが、1964年東京オリンピック当時には世界で第2回目のパラリンピックも開催されております。残念な事に、当時は未だ注目すらされておりませんでした。今回の2020年東京オリ・パラリンピックに向けて、日本が過去56年の歴史で得た英知で、自信を持って、世界に披露できるイノベーションを準備しているのであれば、このパンデミックの世界であっても東京オリ・パラリンピックの開催を実行する意義は大きいと考えます。

たとえ、世間の声が、「東京オリ・パラリンピックの開催の意味が解らない」に傾こうとしても、あの56年前のこの国の矜持を示せるのであれば・・・と。私は、2019年のNHK大河ドラマ「いだてん」で1964年の東京オリンピックの興奮と共に翌年2020年東京オリ・パラリンピックを心待ちしておりましたが、いやはや、何だか、何もかもが、台無しで・・・