現在、韓国で「日本製品不買運動 (Boycott Japanese)」が展開されております。

「boycott」の語源は、19世紀の英国で当時の軍人であったリチャード・ボイコット(Richard Boycott)が小作人らから搾取の対する反抗から生まれた言葉とされております。

皆さんは、「ガールコット (girlcott)」という言葉があることをご存知でしょうか?

これは、調べても確証を得ることが出来なかったことですが、40数年前、私が米国の大学にいた時、親しい友人が説明してくれた話であり、ずーと覚えております。

1960年代後半の米国は、ベトナム戦争の真っ只中で多くの大学で学生の反戦運動が起こっておりました。そんな中の1970年に映画「いちご白書 (The Strawberry Statement)」が上映され、その主題歌がジョニ・ミッシェルの「サークル・ゲーム (The Circle Game)」でありました。

映画の内容は1960年代後半の米国大学における学生運動を描くものでしたが、主題歌の内容は少し関連性が薄いように感じていたのですが、後に、日本で「バンバン」が歌った「いちご白書をもう一度」でその真意を語ってくれました。因みにこの歌の作詞は「ユーミン」でした。

で、彼の米国の友人の話ですが、1960年代当時の大学の学生運動で男子学生が「ベトナム反戦」や故キング牧師の「公民権運動」のフォローのため授業をや試験を拒否する行動を「ボイコット」を呼び、また、同時期に女子学生は「男女平等権 (Equal Rights)」や「ピル解禁」等を訴え、同様に、授業や試験を拒否する行動を「ガールコット」と呼んだ経緯があったのですが、「ボイコット」の言葉のみが残ったとのことでした。

私自身も、現在翻訳業務を行う中で、正しいか否かを別として、大学の学生運動を「サークル・ゲーム」と英訳することが多く、加えて、現状の香港における学生たちのデモを観るにつけ、この言葉と「ガールコット」の復活を試みようかと考える今日この頃であります。