現在日本中は、日大VS関西学院大のアメリカン・フットボール試合における「悪質タックル騒動」の一連の成り行きを巡って大騒ぎの真っ只中であります。確かに大問題であり、悪いオヤジらによって日本のアメフト界の発展が妨げられた状況です。

当然ですが、本場米国では「アメリカン・フットボール(American Football)」とは呼ばず、「Football」と言えばアメフトを意味します。また、英国をはじめ欧州及び多くの国では「Football」と言えば、「サッカー(Soccer)」または「ラグビー(Rugby)」を意味します。このような状況下、米国では3大スポーツ(Football/Basketball/Baseball)の盛況の陰で、殊更、Footballの存在によって、永きに渡って、サッカーとラグビーは自国内では日の目を見ず、低迷して来たわけであります。私がいた1970年代の米国では「サッカー」「ラグビー」の名称すら知らない若者が沢山いたような状況でした。

で、話は変わって、5月30日深夜、「全仏オープン」2回戦での錦織圭VSブノワ・ペールの試合をTVで観ました。久しぶりにライブでフルセットを観戦しました。仏パリにあるフィリップ・シャトリエ・コートで地元フランス人選手であるペールと「完全アウェイ」で錦織選手は苦戦しながらも、よく頑張って、勝利しました。

「完全アウェイ」と言う点で驚いたことは、TVで観る範囲、日本企業のスポンサー・ネームの表示が一つもなかったことであります。試合中の錦織選手のウェアに小さくある「UNIQLO」「NISSIN」「LIXIL」のみで、試合会場を埋め尽くしているのは、「Engie(仏電力・ガス会社)」、「BNP(仏大手銀行)」、「Longines(スイス時計メーカー)」、「Peugeot(仏自動車メーカー)」、「Perrier(欧州飲料水ブランド)」、「Lacoste(仏アパレルメーカー)」、「Emirates(UAE国営航空会社)」でした。

1964年の東京オリンピックの電光掲示板でアピールされた「SEIKO」の文字が、その後の各国のオリンピックで定席を占めた歴史があり、また、時として、その地位が「OMEGA」に奪われる場面もあったわけでして・・・日本企業の代表ブランド・ネームである「SONY]や「TOYOTA」は、世界的イベントにおいては必ず目にするものでありました。イチロー、ダルビッシ、田中、大谷等の日本人選手が活躍する米メジャー球場や、昨今の卓球やバドミントンの国際試合会場でも必ず日本企業のサポート・パネルは目にします。「タマホーム(福岡の不動産屋でCMで木村拓弥を起用)」のような会社ですら目にしています。

そこで、申し上げたいのは、アノ錦織選手が頑張っているのに、日本企業のサポートが感じられない全仏オープンは、本当に悲しい限りです。せめて、ルノーの絡みで日産自動車のサポート・サインを出して戴きたい!ゴーンさんよ、もっと気~ぃ、使いなはれよ!