今年は戌年であります。英語で言うなら、”The year of the Dog” で “dog year” (犬年)ではありません。後者は、「犬の1年が人間の7年に相当する」と意味で、情報通信技術の革新が進む1990年代初期にそのスピードの速さを表現した言葉でした。

実際の犬の成長は、最初の1年で人間の青年期(17-18歳)まで成長を果し2歳では人間の24歳程度まで成長しているらしいです。従って、「ドッグイヤー」の意味する7年計算は犬の寿命(10~13年)を人間の寿命(80~90年)と照らして、ザックリと7年としたように思えます。

さて、「dog」で表現する英語は多々ありますが、大方、あまり良い意味で使われることは少ないようです。”underdog” (負け犬)は、一見、相手を罵倒する言葉ではありますが、”I always cheer for whichever team is the underdog.” 「私はいつも負けそうな(勝ち目のなさそうな)チームを応援します。」と、所謂、判官びいき的な表現でも使えます。”watchdog” (番犬)も「監視員」や「お目付け役」の意味があります。

“dogfight” (犬のケンカ)は、戦争中に戦闘機で果敢に立ち向かうファイターの姿を表現しております。逆に、”fight like cats and dogs” ですと「四六時中いがみ合っている」という表現で、”rain cats and dogs” は「ドシャ降り」状況を表します。”work like a dog” は「がむしゃらに一生懸命働く」という意味と「アホみたいに無意味に働く」の両方のニュアンスがあります。”dog-eat-dog” は「生きるか死ぬかの熾烈な状況」を表現します。

あと、犬は人間に忠実な生き物で “wagging his(her) tail” (しっぽを振る)という他人に媚びるような意味合いがありますが、”the tail wagging the dog” (しっぽが犬を振る)は、その逆の様で、「本末転倒」と意味となります。

という訳で、”May a great happiness be with you !” (みなさまに大きな幸せが訪れますように!)であります。