恐らく、今年最後のブログアップとなると思いますが・・・今年も多くのお題があった訳ですが、何故か今回は「点と線」であります。これは、1958年に出版された松本清張の有名な推理小説の題名で英語題は “Points and lines” と文字通りであります。

この英文表現は、現在でも深い意味を以って使われたケースを見たことはありませんが、私には、コンピューターが出現する前の時代の言葉として観て、「アナログ(analog) とデジタル(digital)」を暗示させる日本語表現のように思えてならないのであります。つまり、「点」は飛び飛びの離散型データであり、「線」は同一線上の類似型データと捉える訳です。

昨今、「アナログ人間」と指摘され卑下される傾向がありますが、「アナログ」こそが人間の思考の正当な回路であり、デジタル思考は、あくまで、人間が創造した機械回路でしかないように思えます。コンピューターが叩き出す答えは唯一無二で、言わば “rigid” (カチっと定まった値等を示す)なものであり、その集積によって解答を求めて来たデジタル思考に対して、現在のAIの構築はそこから “flexible” (柔軟)かつ “fuzzy”(曖昧)な思考回路、つまりアナログ思考を加味して、「学習」(learning) という新たなデジタル機能で結論を見出しているように思えます。

「~を~に例える」という熟語で “liken someone to something” があります。例えば、”If liken President Trump to an animal” (もし、トランプ大統領を動物に例えれば)となります。このような例え話を “way of analogy” と言います。要するに、トランプという人物の類似線上で考察するという意味で、故に、アナログ思考であります。(当教室の答えは “A blonde tiger” でした。)

今日、TVでレコード盤の復活が取り上げられておりました。正に、アナログ復活であります。また、レコード盤とは、正に、線(溝)上の連続でもあります。日本語でも「音楽をかける」と言います。英語表現でも、”put a music” “turn a music” “spin a music” とアナログな表現が今も使われております。