数日前、市川海老蔵さんの奥様、小林麻央さんが乳がん(breast cancer) でお亡くなりになりました。お二人のお子様を残して、とても若くして・・・全く、痛ましい限りのニュースであります、合掌。

「がん」は英語で “cancer” と呼ばれ、悪性腫瘍(malignancy) や悪性リンパ腫(malignant lymphoma) や白血病(leukemia) の総称として使われております。

この “cancer” の語源として、「かに座(Cancer)」が挙げられております。しかも、紀元前の古代ギリシャ時代からそう名付けられたようです。一説には、取り除かれたがん細胞が「手足を広げたかにに似ていた」からと言われておりますし、発達した乳がん組織が乳房の表皮を引き攣らせて、かにのように見えたとの説もあります。従いまして、英語のみならず多くの言語で「かに」と表現されているようです。

では、日本語の「がん」はどこから来たのかとの考察でほぼ確定的なのは「岩」と言われています。かつての人気漫画「JIN」でも江戸時代の西洋医学者が乳がん患者の乳房のしこりを「いわ(岩)」と呼んでおりました。漢字の「癌」は後日当てはめられたと考えます。で、思いますと、日本にもっと早く解剖学のような洋式医学が入っていたら、日本語も「かに」になっていたかも知れません。

最近では適切な表現ではないとの指摘であまり聞かなくなった言葉ですが、「奴が我々の癌だ」(最大の障害となる)との言い方があります。これ、かつてジョージ・ブッシュ大統領が北朝鮮に向けた “axis of evil” (悪の枢軸)が同様の意味で最適だったのでしょう。

最後に、食べる方のかにですが、世界的にも有名となった “imitation crab” って解ります?「カニかま」です。