日本人の、殊更、オジサン達がよく口にするのですが、「例の『アレ』が」とか「こう言うと『アレ』やけど」とか「『ナン』やけど」とか、究極は「『ソレ』は『ナン』やけど『コレ』は『アレ』なんで『ソウ』なるんや」、もう訳の解らない会話ですね。

ここだけ切り取ると全く意味の通じないようではありますが、私たちも、結構、普段の会話で使っているような気がします。それは、会話の流れの中で『アレ』や『ソレ』が意味するものを斟酌しているからでしょう。

英語でも同じような表現をします。大抵の場合は “that” か “it” で表現できます。

“You know that.” 「(あなたの知っているアレですよ)例のアレ」

“That you know.” 「(あなたもお分かりかと思うのですが)ナンやけど」

“That’s it.” 「例のソレ」

また、”this” や “so” は、会話をする二人の間で見えている(または、聞いている)場合に使えます。

“Don’t do this!” 「やめてよ!」

“If so.” 「ソウなるのなら」

英単語の中には、名前を忘れた時や特定できない時に使う代名詞が幾つかありますが、”whatchamacallit” がその一つです。

“I would like to buy that, that, that, um, whatchamacallit ?” 「例のアレが、アレ、アレ、アレを買いたいのよ、アレ何て言ったけ?」

という訳で、”that” “it” “this” をうまく使いこなすことは会話の上達に繋がると確信しておりますが、意味なく使って相手から “What’s that(it) ?” とツッコミを入れられないように気を付けましょう。